学ぼう!日本語 初中級 第1課 教案 練習

文型: 【Vる/Vている/Vた】ところです。     【N】に ついて、 復習の文型: 【Vて】いただけませんか。

文型1: 【Vる/Vている/Vた】ところです。
文型2: 【N】に ついて、
復習の文型: 【Vて】いただけませんか。

文型1:「【Vる/Vている/Vた】ところです。 」
板書、説明、練習の例

板書(例)

説明のし方:「ところ」はもともと、「場所」の意味がありますが、ここでは、動作のなかで「始まり」「途中(とちゅう)」「終わり」のどの段階にあるのかを、表しています。

形の確認: 「Vる」は、例えば「飲みます」→「飲む」、「食べます」→「食べる」、「します」→「します」
      「Vている」は、 「飲みます」→「飲んでいる」、「食べまる」→「食べている」、「します」→「している」
      「Vた」は、 「飲みます」→「飲んだ」、「食べます」→「食べた」、「します」→「した」
※「ます形」を基本にして、変化させている場合は、「ます形」 から。「る形」を基本にして、変化させている場合は、「る形」から。
個人的には、「る形」を基本にしたほうがいい気がしますが…。
動詞の変化形は、混乱している学生さんも多いとおもうので、ここで軽く、Ⅰグループ、Ⅱグループ、Ⅲグループのそれぞれの変化を確認してもいいのかなと思います!

意味の確認:「Vる」は、未来の出来事を言いますね。これから「する」ところですね。「これから」、「ちょうど(今から)」と一緒に使われることが多いです。
「Vている」は、今している動作です。「今」と一緒に使います。
「Vた」は、終わった動作ですね。「たった今」「さっき」と一緒に使われます。

※さきほどの板書に加えて、動作のどの段階を指すかが「ところです。」の前にくる動詞の形によって決まるということと、一緒につかわれる時間の表現にも、その段階をあらわすような単語が使われることを整理しておきましょう。

練習1 上の絵カードから「食べるところです。」「食べているところです。」「食べたところです。」とかたちを変えるように、他の動詞についても、同じような動作の段階を描いている絵カードを見せて、形を変えてもらいましょう。飲むところです。飲んでいるところです。飲んだところです。etc…
※ちなみにこの文型はみんなの日本語第46課と同じ文型ですので、そのときに使った絵カード等も使うことができると思います!

練習2 次は、実際に会話でどう使うのかを意識した練習です。
たとえば…
①あなたは今電車で友達と会う場所に向かっています。たった今、○○駅をすぎました。友達から「いまどこ?」とメッセージが来ました。なんと答えますか。
A:「さっき、○○駅を過ぎたところ(だよ。)」
※教師が「あと〇分で着く。」「もうすぐ着く。」といったこともプラスして、言うと相手が安心します!と追加で教えるのもあり。

②あなたは今夜ご飯を食べています。友達から、「今何してる?」と連絡が来ました。なんと答えますか。

A:「いま、夜ご飯を食べているところ(だよ。)」

あなたはこれからアルバイトがあるので、行く準備をしています。友達から、「今何してる?」と連絡が来ました。なんと答えますか。
A:「これから、アルバイトに行くところ(だよ。)」

↑のように、実際に使いそうな場面を想定して、学生さんに答えを考えてもらいましょう。

文型2:「~について、/~についてのN」

この文型は、みんなの日本語第21課でもならっており、そんなに難しくないので、さらっと終わると思います。
うしろに、名詞が来る場合には、「~についてのN」のように、「の」をつけるので気を付けて!

練習: 文をつくってみましょう。
①最近、_____についてのニュースを見ました。
②______について、興味があります。
※自分自身のことを書いてもらい、最近どんなニュースを見たのか、どんなことに興味があるのかまで、学生さんに答えてもらうといろいろな答えが聞けておもしろいと思います👍

復習の文型:「~してくれませんか。」

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